下妻市立高道祖小学校
下妻市高道祖 2638-1
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観音常さん

明治時代の中ごろ,相原山あいばらやまつねさんという力持ちがいました。小荷駄(馬に負わせる荷物)で,関宿せきやど(現在の千葉県野田市)まで米を運ぶ仕事をしていましたが,馬がかわいそうだと言って,とちゅから一俵いっぴょうを自分でかついでいくような人でした。

ある日,若者たちが常さんの力をためそうとして,道の真ん中に百貫目ひゃっかんめ(375キログラム)もある石をおいて通れないようにしました。

すると,常さんは手綱たづなを持ったまま,そばの田んぼに石を片手で転がして行ってしまいました。

若者たちがその石を田んぼから出せずに困っていると,そこへ常さんが帰ってきてわけなく上げてくれました。

またある時,米屋の主人が七俵のの米を背負ったら,ただでやるというと,常さんはさっそく縁台えんだいに七俵の米を乗せて,かかえこんで一気に持ち上げ,近くの観音堂かんのんどうをひとまわりして,みんなをおどろかせました。

それから,常さんのことを,だれ言うとなく「観音常さん」とよぶようになったということです。

これは下妻市相原山地区に伝わる話です。